2026年冬学期 館長のメッセージ

2025年、九州日仏学館は創立50周年という節目を迎え、皆さまの温かいご支援と変わらぬ友情のおかげで、華やかで忘れがたい一年となりました。心より感謝申し上げます。
そしてすでに、2026年も大きな期待に満ちています。次の50年へ向けた第一歩として、新しい出会い、学び、発見が皆さまを待っています。

語学講座では、フランス語を「歌」で楽しむ新しいアプローチや、文学、会話と時事、映像で学ぶ文化など、多彩なテーマにそった講座をご用意しています。フランス語やフランコフォニーの世界に触れたい方に、きっとぴったりの講座が見つかるはずです。
また、まったくの初心者の方にも安心してスタートしていただける学習環境を整え、新年の「フランス語を始めてみたい」という気持ちを応援します。
2026年は、モネ没後100年やサッカー・ワールドカップなど、インスピレーションに満ちたテーマに沿った新しい講座も順次展開していきます。

冬には恒例のイベントが続きます。学生や会員の皆さまと楽しむ「クレープの日」、今年のテーマ「都市と郷(さと)」をめぐって朗読と対話を楽しむ「読書の夕べ」。そして4月初旬には、京都フランス音楽アカデミーによるコンサートを開催し、チェリストのジュリー・セヴィヤ=フレッス氏とピアニストの深見まどか氏による、日仏をつなぐ優雅な音楽の対話をお届けします。

無料開催されるシネクラブは、上映後のディスカッションとともに引き続き好評開催。また、3月の「フランコフォニー月間」には、多様な文化イベントが皆さまをお迎えします。さらに、フランスの食文化、庭園文化、ライフスタイルなどをテーマにしたウェビナーも充実しています。とりわけ、現代フランス音楽を紹介する「French Pops」は、今のフランス音楽シーンへと皆さまをいざなう特別な橋渡しとなるでしょう。

豊かな一年が幕を閉じ、また新たな希望に満ちた一年が始まります。
2026年も、九州日仏学館の新しい1ページを、皆さまとともに力強く、鮮やかに紡いでいきましょう。

九州日仏学館館長
ジョゼマリ・コルテス