夏の光が長く伸び、季節の熱気が高まるなか、九州にも夏が訪れ、発見と出会い、そして豊かな味わいを分かち合う季節が始まろうとしています。九州日仏学院では、この夏を好奇心と創造性に満ちた、実り多く刺激的なシーズンとして皆さまにお届けします。
講座の面では、この夏も新たなプログラムが皆さまの学びの時間を彩ります。まず、フランスの郷土料理に焦点を当てた講座を開講いたします。フランス料理が世界的に評価される理由である、各地方の食文化、職人の技、伝統をめぐる本格的な旅となることでしょう。さらに新企画として、アレクサンドル・デュマをテーマとした文学講座も開講します。世代を超えて人々を魅了し続けるその豊かな想像力と躍動感あふれる物語世界を再発見していただきます。
またご好評につき、クロード・モネの作品を扱う講座を今夏に再度開講いたします。新たな曜日として土曜日に設定し、より多くの方にご参加いただけるようにするとともに、印象派の巨匠モネの世界をより深く学ぶ機会をご提供いたします。
文化・イベント面では、本学のプログラムの中でも特に重要な催しである、第38回弁論大会を開催いたします。本大会は大学生および本学院の初級学習者を対象としており、フランス語による表現力、説得力、そして対話の力を養う貴重な機会となっています。
これに加えて、今年は新たに二つのコンテストを実施いたします。まず、パティスリー「一流(Ichiryu)」との協力による製菓コンテストでは、参加者が技術と味覚、そして創造性を融合させた表現に挑みます。次に、福岡市とボルドー市の姉妹都市交流をテーマとしたコンテストを福岡市役所との共催で実施し、両都市の関係性について考察・表現する機会を提供します。いずれのコンテストの決勝は秋に予定されています。ぜひ皆さま積極的にご参加ください。挑戦しなければ、勝つこともありません。
最後に、本学院の国際ボランティア、ルイに心より感謝の意を表します。彼の任期は本学にて終了いたします。この2年間、彼は一貫して高い профессионalisme(専門性・職務遂行能力)と真摯な姿勢、そして絶え間ない熱意をもって業務に取り組んできました。今後のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
この夏は、言語、文化、そして創造性が交わりながら、九州日仏学院の精神を皆さまとともに育んでいく、開かれた共有の季節となることでしょう。
九州日仏学館
館長 ジョゼマリ・コルテス