2026年夏学期 館長のメッセージ

時はゆるやかに流れ、光はいっそう輝きを増し、九州に夏が訪れます。新たな発見、人との出会い、そして味わいを分かち合う季節のはじまりです。九州日仏学館でも、この夏は好奇心と創造性に満ちた、豊かで刺激的な季節となりそうです。

講座では、夏を彩る新しいプログラムをいくつかご用意しています。まず、フランス各地の食の名産に焦点を当てた講座を開講します。世界にその名を知られるフランス料理を支える土地の個性、職人技、そしてフランスガストロノミーの伝統をめぐる、まさに味覚の旅といえる内容です。

また、新たな文学講座として、アレクサンドル・デュマを取り上げます。豊かな想像力、物語を生み出す力、そして今なお色あせない現代性を備え、世代を超えて読者を魅了し続ける作家の世界を、あらためて(再)発見していただけます。

さらに、クロード・モネの作品を扱う講座も、この夏、土曜日の新しい時間帯で再開講します。多くのご要望にお応えし、より多くの皆さまに、印象派の巨匠モネの世界を知り、さらに深めていただくための機会となります。

文化・イベント面では、夏のプログラムの大きな見どころとして、第38回「初心者のためのフランス語コンクール」を開催します。大学生や九州日仏学館の初級学習者を対象としたこのコンクールは、フランス語での口頭表現に挑む重要な機会です。言葉が、説得し、ニュアンスを伝え、思いを分かち合うための力を試されます。

九州日仏学館で長く続く上記に加え、今年は新たに2つのコンクールも開催します。パティスリー・イチリュウとの協力により実施するパティスリーコンクールでは、参加者の皆さまに、技術・味・美しさの対話の中で、甘く豊かな創造力を表現していただきます。

また、福岡市との共催により、福岡とボルドーの姉妹都市交流をテーマにしたコンクールも実施します。両都市を結ぶ繋がりについて、あらためて考える機会となるでしょう。

これら2つのコンクールの決勝は、秋に予定されています。ぜひお早めにご応募ください。挑戦して失うものは何もありません。あるとすれば、優勝してしまうことくらいです!

最後に、九州日仏学館での任期を終える国際ボランティアのルイに、心からの感謝を伝えます。この2年間、彼はすばらしいプロ意識をもって、常に誠実に、熱意を絶やさず任務に取り組んでくれました。これからの歩みにおいても、彼の努力にふさわしい未来が待っていることを確信しつつ、心から活躍を願っています。

この夏は九州日仏学館で、言葉、文化、創造性が響き合う、開かれた分かち合いの季節となるでしょう。

九州日仏学館
館長 ジョゼマリ・コルテス