フランス語教師養成講座
日本国内のフランス語教師、日本でフランス語教師を目指す方のための特別集中講座
Diplôme Universitaire de Français Langue Etrangère (DUFLE)
DUFLEは在日フランス大使館、東京日仏学院、フランスのル・マン大学共催の特別講座で、講座終了後の総合点で合格された方にディプロマが授与されます。
このディプロマはフランスの大学のFLE(外国語としてのフランス語教授法)リソンス(学士)資格に相当し、ディプロマ取得後は大学のマスター1(修士課程1年目)に進むことができます。
DUFLEは主に大学課程を修了した日本人のフランス語教師でFLEの能力を高めたい方やFLEのディプロマ取得を目標とする方が対象です。
この講座の集中講義は理論、方法論、実践、異文化理解からなるユニットで構成され、日本人学習者の特性と日本におけるフランス語教育の問題を考慮した内容となっています。
日本で有数の優秀なフランス人・日本人の講師陣が授業を担当します。
DUFLEに関するお問い合わせにつきましては、下記のアドレスにフランス語でお送り下さい。
フランス語のみのご対応となりますので、あらかじご了承ください。
dufle@institutfrancais.jp
日本でフランス語教師の研修が必要な理由
外国語教師になるための初期学習や生涯学習に関する問題は私達の活動の中心を占めています。特に日本では今日、若年層のフランス語学習者が減少しており、様々な理由でこの問題は非常に重要で欠かせないものとなっています。
研修は必要ですが、その理由や方法は?
まず倫理の問題があります。好奇心を持ち、正直に「分かりません」と言えること、疑うこと、グループで研究すること、他者のために・また他者から学ぶことなど、教師という職業には情熱が欠かせないことを理解する必要があります。
フランス語を教えることは理論と実践を連結させることでもあります。すなわち方法論の歴史と進化を学び、新しい教材や実践法、学習の主な過程を知り、独自の方法論に自信を持ち、間違いを恐れないこと(過ちも学習のうち)です。
そして教授法は技術の結集です。ツール(言語に関するヨーロッパ共通参照枠、デジタル学習、電子黒板)の使い方の他に、クラス内での技術(移動、コミュニケーション、遊戯、リズム、身振り手振りなどの効果的な使い方)を習得します。
2008年、在日フランス大使館と東京日仏学院・横浜日仏学院、ル・マン大学は初のDUFLE講座を実施しました。
DUFLEは、SJDF(日本フランス語教育学会)やSJLLF(日本フランス語フランス文学会)が行う研修と補完関係にあります。DUFLEのディプロマは世界でも認められ、フランスの大学資格と同等の価値があります。
3週間の集中講義・2ヶ月の通信教育と論文執筆から成るユニット形式のこの講座を受講し(90%以上の出席率が前提です)、5種類の評価項目の総合点で及第点をクリアすれば、FLEのリソンス(学士)と同等で、マスター1(修士課程1年目)に進学可能なディプロマを取得できます。評価の条件はフランス語ページをご参照ください。
この講座は日本ですでにフランス語教師の職についている方、将来フランス語教師を目指す方の実際の教師生活にも大変役立つ内容となっています。この講座のプログラムは大学や語学学校での日常的な問題に対する明快な解決法が網羅されています。
このページの情報はフランス語ページの要約です。詳細は Diplôme Universitaire de Français Langue Etrangère (DUFLE) フランス語ページをご覧下さい。