読書のタベ Nuits de la lecture 2025 : 遺産 先人からの贈り物
フランスの国立図書館が主催する「読書のタベ」は、声に出して読む楽しさを祝う国際的なイベントです。
2025年1月24日(金)〜25日(土)、アンスティチュ・フランセ日本(東京、横浜、関西、九州)では、第8回目の「読書のタベ」を開催します。今年のテーマは「遺産 先人からの贈り物」。
さらに、私たちの文化的遺産を共有し、伝えるための朗読ワークショップも開催します。この機会に、文学に対する情熱を皆さんと一緒に分かち合いましょう!
全国プログラム
2025年1月24日(金):
東京国際フランス学園
2025年1月25日(土):
2025年のテーマ:「遺産」
フランス国立書籍センター(CNL)によるテーマ紹介:
「このテーマは、第一に身内の文学を意味します:先祖が我々に残してくれた遺産、何世代にもわたって私たちに伝えたもの、伝えなかったものも、作者が作品の中で言及しようと決めたものを意味します。身体、財産(書籍を含む)、文化、ときとしてトラウマも。真実か作り上げられたものかは別として、常に新しく書き加えられる、一族に固有の物語を意味します。
遺産はまた、集団のものでもあり、それは共に受け継いだことによります。[中略]文学と作家の中には「遺産」となる可能性を秘めているものもあり、現代の作家は、明日の遺産となるでしょう。そして、考古学的・芸術的・文化的・科学的・知的・宗教的・自然的に意義のある場所や建造物としての「遺産」は、それが歴史的建造物であれ、村の教会であれ、自然公園であれ、作家にとっても読者にとっても最高の遊び場となるのです。第九回読書の夕べも、遺産的価値のある場での出会いと朗読を企画する機会であり、ご参加の皆さんや作家の皆さんのインスピレーションを刺激する場となるでしょう!」
「遺産」について考えるための本
アニー・エルノー、
早川書房
ミシェル・ウエルベック、
筑ある摩書房
パトリック・モディアノ、
講談社
ジゼル・アリミ、
勁草書房
モアメド・ムブガル・サール、
集英社
武村陽子、
彩図社