活動分野
アンスティチュ・フランセは、さまざまな芸術分野において展覧会やパフォーマンスなどの文化イベントを行い、フランスと日本の文化交流の促進、フランスの作品やアーティストのプロモーション、新しい才能の支援、クリエイティビティの振興に邁進しています。
日仏アーティストとのコラボレーションを通じて、両国のアートコミュニティを結びつけ、相互理解を深めます。
海外研修やレジデンス活動を支援し、両国のアート関係者の交流を促進します。また、新進気鋭の才能を評価する賞を授与して、優れた芸術を奨励し、新世代のアーティストを支援します。
ビジュアルアート
フランスと日本のアーティストの交流を促進することにより、ビジュアルアートを支援・振興します。
展覧会、アーティスト・イン・レジデンス、特にヴィラ九条山(京都)、講演会やワークショップを通じて、新進からベテランのアーティストに表現と発見の場を提供します。
日本およびフランスの文化機関、美術館、ギャラリー、劇場やフェスティバルとのコラボレーションにより、日仏両国の結びつきをさらに強め、視覚表現の多様性を伝えることでアートシーンを豊かにすることに貢献します。
芸術部門にご相談ください:
- フランス人アーティスト、または学芸員の招聘
- アートプロジェクトのリサーチのためのフランス滞在
- 現代アートなどがテーマのセミナーや、講演会、ワークショップ開催のための専門家の招聘
お問い合わせ:
アンスティチュ・フランセ 芸術部門:dg.artistique@institutfrancais.jp
- シルヴァン・サンソン:フランス大使館文化担当官、芸術部門 統括マネージャー
- 佐野 未帆:芸術文化企画主任
- カナワティ・アーサー:文化プログラム担当
- 髙田 薫:アシスタント
舞台芸術
カンパニーや演出家・振付家の日仏間の交流やコラボレーションを促し、舞台芸術を振興します。
演劇、ダンス、サーカス、ヴィラ九条山(京都)をはじめとするアーティスト・イン・レジデンスを通して、日本の観客に、舞台芸術の豊かさと多様性を発見する機会を提供します。劇場、カンパニーやフェスティバルとのパートナーシップにより、フランスと日本の文化面での結びつきを深め、現代の芸術創造を促すことに貢献します。
芸術部門にご相談ください:
- 演劇、サーカス、コンテンポラリーダンスの企画のための、文化機関によるアーティスト、カンパニー、またはプランナーの招聘
- アートプロジェクトのリサーチのための日本滞在
- 現代創造に関するテーマ等を扱うセミナー、講演会、ワークショップの開催のための専門家招聘
お問い合わせ:
アンスティチュ・フランセ 芸術部門:dg.artistique@institutfrancais.jp
- シルヴァン・サンソン:フランス大使館文化担当官、芸術部門 統括マネージャー
- 佐野 未帆:芸術文化企画主任
- カナワティ・アーサー:文化プログラム担当
- 髙田 薫:アシスタント
デザイン・工芸&建築
日仏の専門家の交流やコラボレーションを促し、デザイン、工芸、ファッションおよび建築を振興します。
展覧会、ワークショップ、講演会、ヴィラ九条山(京都)をはじめとするアーティスト・イン・レジデンスを通して、日仏両国のクリエイターに出会いとシェアの場を提供します。
文化機関とのパートナーシップにより、これらの分野における伝統技術や現代の傾向を紹介いたします。
芸術部門にご相談ください:
- 建築、デザイン、または工芸の企画のための、フランス人アーティスト、またはキュレーターの招聘
- アートプロジェクトのリサーチのための日本滞在
- 現代創造に関するテーマ等を扱うセミナー、講演会、ワークショップの開催のための専門家招聘
お問い合わせ:
アンスティチュ・フランセ 芸術部門:dg.artistique@institutfrancais.jp
- シルヴァン・サンソン:フランス大使館文化担当官、芸術部門 統括マネージャー
- 佐野 未帆:芸術文化企画主任
- カナワティ・アーサー:文化プログラム担当
- 髙田 薫:アシスタント
映画
映画の分野では、フランス映画の新しい才能の発掘を奨励するため、とりわけ青少年向けの若い世代への上映や映画教育プログラムに注力しつつ、国内の主要な映画祭と連携を図り活動しています。
また、横浜フランス映画祭などにおいてユニフランスと密に協力し、フランス映画がより多く日本で公開されるようサポートしています。
さらに、東京支部の東京日仏学院では定期的に特集上映を企画し、フランス映画の名作を改めて味わう機会を提供しています。
お問い合わせ :
dg.audiovisuel.contact@institutfrancais.jp
- ゴベール・ギヨーム:在日フランス大使館オーディオビジュアル担当官、映像・クリエイティブ産業部門 統括マネージャー
- 津田 桜:映像・クリエイティブ産業部門 シニアマネージャー
- 坂本 安美:映画プログラム主任
音楽
音楽の分野では、日本の音楽関係者をサポートする取り組みを行っています。
特にフランスのアーティストが日本市場に参入しやすくなるよう、CNC(フランス国立音楽センター)と協力し、日仏双方のアーティスト間の音楽コラボレーションを奨励し、その後押しをしています。
お問い合わせ:
dg.audiovisuel.contact@institutfrancais.jp
- ゴベール・ギヨーム:在日フランス大使館オーディオビジュアル担当官、映像・クリエイティブ産業部門 統括マネージャー
- 津田 桜:映像・クリエイティブ産業部門 シニアマネージャー
デジタルクリエーション
ビデオゲームやデジタルクリエーション(VR、AR、没入型体験)分野では、文化・クリエイティブ分野のフランス企業の日本市場への進出支援をしています。
2022年以来、アンスティチュ・フランセはフランス貿易投資庁-ビジネス・フランスと「フレンチ・クリエイティブ・ラボ」を東京ゲームショウの期間中に開催し、日本の関連各社・団体の視察、セミナー、B2Bミーティングを通じて、フランスの企業代表団の日本のエコシステムへの理解が深まるようサポートしています。
お問い合わせ:
dg.audiovisuel.contact@institutfrancais.jp
- ゴベール・ギヨーム:在日フランス大使館オーディオビジュアル担当官、映像・クリエイティブ産業部門 統括マネージャー
- 津田 桜:映像・クリエイティブ産業部門 シニアマネージャー
- 坂本 安美:映画プログラム主任
書籍
書籍の分野では、フランス語の書籍を紹介し、その翻訳や出版を支援することを重要な活動のひとつとしています。
- 日本では未翻訳のフランス現代作家をイベントに招待、版権事務所と協力して翻訳を推奨、また翻訳出版への助成金の支給等も行います。
- 「読書の秋」は、日本におけるフランス書籍業界関係者を一堂に集め、最新の翻訳書を一般に広く紹介することを目的とした全国規模のイベントです。フランス語の翻訳書の蔵書を増やしたいと考えている書店に対してアドバイザーとしての活動も行っております。
- 文芸翻訳業界への支援と翻訳者の育成に努めています。
【主な活動】
- 翻訳出版助成金プログラム:(出版社様、翻訳者様向け)
- フランス国立書籍センターの翻訳助成金:(出版社様、翻訳者様向け)
- ゴンクール賞日本:(大学・大学院、大学生・大学院生、大学教員向け)
- 推薦図書のブックレット:冊子1、冊子2
お問い合わせ:
dg.livre.debat@institutfrancais.jp
フランス書籍、翻訳支援活動などの詳細については、書籍・グローバル討論部門にお尋ねください。
- ドゥペール・コロンビーヌ:書籍・グローバル討論会部門 統括マネージャー
- ウリ・オセアヌ:書籍・グローバル討論会担当
- 西口由紀:書籍・グローバル討論会部門アシスタント
グローバル討論会
現代の主要な課題を巡る一連の討論会を通して、日本とフランスの知的交流を育み、異文化間の対話を促進することを重要な活動のひとつとしています。
両国の思想家、研究者、作家、一般市民が出会い、交流し、経験を共有するきっかけとなるのが討論会です。それぞれの思想と向き合うことは、同時に、翻訳出版を促すまたとない機会ともなります。
これらの討論会は、日本各地の大学およびUMIFRE 19 – 日仏会館とのパートナーシップの賜物です。
- 「思想の夕べ」:アンスティチュ・フランセ・パリ本部が主催し、世界各地の政府系フランス文化機関が毎年開催しているテーマイベント。
- アジア地域対話シリーズ(日本、韓国、台湾、フランス):4か国の知識人や市民社会間の対話や知識の交流を促進するための討論会。
- テーマ毎の推薦図書のブックレット
推薦図書ブックレットをダウンロード
お問い合わせ:
dg.livre.debat@institutfrancais.jp
- ドゥペール・コロンビーヌ:書籍・グローバル討論会部門 統括マネージャー
- ウリ・オセアヌ:書籍・グローバル討論会担当
- 西口由紀:書籍・グローバル討論会部門アシスタント
大学交流
フランスの高等教育機関は、毎年、多くの学生や研究者を惹きつけています。高等教育部門の役割は、これらの教育機関のプログラムを紹介し、進学先としてフランスの大学の魅力を更に高めることです。
日本とフランスの間には数百にのぼる学術協定が存在し、学生・研究者間の交流や、大学の学位や教育の相互承認が促進されています。また、これらの協定の中には、日仏双方の学生が特にマスター課程のダブルディグリーを取得できるものがあり、工学、経済学、経営学、法学がその主な分野となっています。日本とのダブルディグリーの数は、ドイツ、英国、米国を押さえて、フランスが6位を占めています。
日本人学生のフランス留学を支援するために、様々な制度が設けられています。
日本人学生向けのフランス政府給費(France Excellence Japon)は1933年に創設されました。この給費はフランス大使館が管轄しており、すでに3000名以上がこの給費プログラムの恩恵を受けています。
特に2014年から始まったキャンパスフランスの「短期語学留学」は短期留学を希望する日本人学生にぴったりで、日本の大学の年間予定にも合っています。このプログラムは毎年日本の大学で非常に好評で、数十名の日本人学生が最初のフランス留学を経験しています。
2015年に立ち上げられたネットワークFrance Alumni は、6千名を超えるフランス留学経験者が登録しており、既存の二つの元給費生の会(文化系フランス政府給費留学生の会(ABC、2002年設立)と科学部門フランス政府給費留学生の会(ABSCIF、1979年設立)を後押ししています。
お問い合わせ:
dg.francais.enseignement@institutfrancais.jp
- モレー・エリック:フランス大使館大学交流・フランス語振興アタシェ、統括マネージャー
- 井上 千尋:大学交流アシスタント・奨学金管理担当
- 萩尾 英理子:フランス語教育・フランコフォニー担当 アシスタント
人文社会科学
日本とフランスの人文社会科学分野における協力は、人文社会科学のあらゆる分野の研究者の交流を担っています。Exploration Japon とExploration France の二つのプログラムは、日仏の研究者が、両国間で新たな日仏学術研究を始めることを可能にします。
日仏会館・フランス国立日本研究所(IFRJ)は近・現代日本の人文社会科学の研究を行っています。同研究所は、日本、フランスその他の海外の大学や研究所の協力を得て、セミナーや会議、シンポジウムを開催しています。また、人文社会科学分野のフランス語圏の博士課程の学生を対象に、日本研究セミナーを開催しています。また、電子機関紙Ebisu(年1回発行)や学術論文で日本研究の成果を発信しています。
フランス国立極東学院(Ecole française d’Extrême-Orient)は京都と東京に支部があります。京都支部は1968年に開設され、人文社会科学の分野における現代日本と古代日本についての研究の推進と発展を担っています。国内外の機関との協力により、数多くのシンポジウムやセミナーを開催し、極東アジアの宗教に関連する特集を取り上げた「極東アジアノート(Cahiers d’Extrême-Asie)」を発刊しています。一方、東京支部は1994年に開設され、日本で最も重要な東洋学専門図書館であり、アジア研究で世界的に最も活発な研究機関の一つである東洋文庫内に置かれています。
サイエンスコープ(Sciencescope)はフランス語での研究を推進する機関で、日本に滞在している研究者・学生のコミュニティ内の交流を推進し発展させること、また、学業や調査研究の一部を日本で行いたい思っている人たちに情報提供したり支援することを目的としています。同機関は、年間を通じて東京と京都でフランス語による「学術カフェ」(cafés scientifiques)を開催しているほか、毎年東京で Journée francophone de la recherche(フランス語による研究の日)を開催しています。
お問い合わせ:
dg.francais.enseignement@institutfrancais.jp
- モレー・エリック:フランス大使館大学交流・フランス語振興アタシェ、統括マネージャー
- 井上 千尋:大学交流アシスタント・奨学金管理担当
- 萩尾 英理子:フランス語教育・フランコフォニー担当 アシスタント
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