アンスティチュ・フランセとは

2012(平成24)年に、在日フランス大使館の文化部と東京-横浜、関西、そして九州のそれぞれのアンスティチュ・フランセ(現在名は地域によって日仏学院または学館)との合併によって新たに設立された「アンスティチュ・フランセ」は、フランス共和国外務省の傘下にある文化施設です。

アンスティチュ・フランセは現在、東京日仏学院、横浜日仏学院、関西日仏学館(京都と大阪)、九州日仏学館(福岡)と沖縄日仏学館(那覇)の6地域にわたる5つの支部を通じて、フランスの言語と文化の普及に努めております。これらに加え、京都には様々な芸術家を迎え入れるアートレジデンスのヴィラ九条山を所有し、また、フランスの大学や高等教育機関への留学を促進するために活動する、フランス政府留学局の日本支部(Campus France)も収容しています。

アンスティチュ・フランセは、日本におけるフランスの文化的産業の支持・援助もしております。さらには、多種多様な形式で全てのレベルに合った授業を提供するフランス語専門の語学センターとして大きな役割を担っており、フランス語の資格試験を取り仕切る施設としての役割を補完しております。このように、協力して下さっている団体とのパートナーシップを活かし、日本でフランコフォニー(フランス語圏文化)を広めるという目的に貢献している組織なのです。

私たちのネットワークは、日本で教育や文化に携わっている方々と密接に交流し、その諸団体が行う事業の各領域で大胆なパートナーシップを築いていくという志を掲げて活動を展開しています。日本各地に点在する私たちの施設は、ことごとく、芸術文化において、そして現代が抱える大きな課題についての討論や意見交換などにおいて、フランス独自の卓越性と日仏間の協力関係を引き立て、推進する文化センターなのです。

  

アンスティチュ・フランセ日本  副代表(代表代理) フレデリック・ペニヤ