東京日仏学院の冬学期は、新たな始まりの季節です。
1月には、希望に満ちた扉が大きく開き、新年の抱負や決意とともに一年が動き出します。
日本でもフランスでも、年の変わり目には、澄んだ空気とともに新しい息吹が感じられます。
2026年は、写真誕生200周年、アンドレ・マルロー没後50周年といった大きな記念行事が控えています。そしてそのもう少し先、2027年1月、東京日仏学院創立75周年を迎えるにあたり、すでに準備が始まろうとして います。 1月はガレット・デ・ロワの季節でもあります。東京日仏学院の生徒の皆さまと集い語らい、その日だけの“王様”を囲み笑い合う、うれしいひとときとなるでしょう。 2月の終わりには、子どもたちのためのイベントを開催します。「キリクと魔女」をはじめ、ミッシェル・オスロ監督の映画作品が、寒さの季節にそっと想像力を温めてくれることでしょう。そして3月15日には、お待ちかねの「フランコフォニーのお祭り」が開かれます。世界各地のフランス語圏の国々から、講演会、音楽、美食 が集まり、今年もレストラン「ロワゾー・ドゥ・フランス」が各国の多彩な香りと味わいをお届けします。
皆さまの冬学期が、寒さの中でも心を震わせるような優しい光に満ち、言葉を贈り合い、発見を分かち合う豊かな時間となりますように。
東京・横浜日仏学院 院長 ジェレミー・オプリテスコ